【03_大人の歯列矯正】生まれて初めて「歯並びが良い自分」に出会った
昨日、ついに3年半つけていた矯正装置が外れました!!わーい!ぱちぱちぱち。
外す外す詐欺をされて3ヵ月(笑)ようやくお許しが出た!
針金を通すためのボタンを物理的にばっきばき取られていき、痛くはないけどその衝撃にびびりまくりながら、なんとか全て外れ、歯の表面に残っている接着剤をとってもらって…
歯医者のお姉さん「(外してみて)どうですか?!」
私「歯って感じです」
お姉さん「??」
私「なんか…自分の…歯って感じです」
どうした語彙力(笑)
でも、本当外して第一声目の感想は、この言葉に尽きてて、久しぶりに自分の歯に対面した気分だった。装置つけてて今まで歯の3分の1も見えてなかったから、急に歯が伸びた感じもした。
でも、自分の歯って思ったのはその瞬間だけで、外した状態に慣れていくとじわじわ違和感が襲ってきた。
自分ノ歯ジャナイミタイ
一番の原因は「歯並びがきれいすぎること」
そりゃそうだ。なんのために矯正してたんだ(笑)
でも鏡の前の自分の歯がとにかくきれいすぎて、総入れ歯にしたっけって思うくらい。なんかきれいすぎて気持ち悪い。
ご飯を食べた時もそうだった。
もう麺もほうれん草も、米粒もエノキも何もつまらない。あまりにスムーズに噛めすぎて、噛まずに食道に落ちていってるんじゃないかって思った。
矯正装置をつける前、つまり矯正する前はガタガタの歯並びで噛み合わせなんてなかったから、歯並びがきれいだとこんなにも気持ちよく食べられ、つまることもないのかとびっくりした。
歯磨きもめちゃくちゃしやすくて、本当自分の歯じゃないみたい。昨日から自分の体の一部に自分以外の誰かすごく優秀な人材(歯)が紛れ込んでる感じ。
矯正装置が外れたとはいえ、これからは保定装置との戦いが始まる。やっぱり自由になった途端歯はもとの家に戻ろうとするらしい。中には保定装置をさぼって、また2度目の矯正が始まってしまうなんてことも…。なんとしても歯を実家に帰らせるわけにはいかない。ごめんね、もう2度と実家には戻れないんだ。新しい場所で生き抜いてくれ。
この保定装置、ものを食べる時に外し、歯磨きをしてからつけないといけないからなかなか面倒。何気ない間食がしづらい。これも慣れていくのかな。
とにかく意地でも後戻りしないように頑張っていかなきゃいけない。今までは歯医者さんの腕に頼ってきてたけど、これからは自分の責任だ。
新しい歯並びと仲良くやっていこうと思う。ひとまず鏡の前の自分に慣れるのが先かな。
狐→兎→リス、と変遷を遂げてきたゴムかけちゃん達ともさようなら。