つむぎめむすび

つれづれなるままに、何気ない今日を。

「空白の花」の片想いがあの頃の自分を見てるようだった

「好きな人がいたんです」
「全てが好きでした」

過去形でしか明かせない恋。そんな淡い恋をしていた、いつかの自分を思い出した。

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指原莉乃さんがプロデュースしている「≠ME」というグループ。メンバーとか曲とか、なにかとこのグループが好きなのですが、今回≠MEのメンバー冨田菜々風ちゃんのソロ曲が発表されました。
いい意味でアイドルらしくない独特の声で、ソロパートも多い彼女。クールそうに見えて、にかっと笑った顔がめちゃくちゃに可愛い彼女。そんな彼女のソロ曲は指原さんが「菜々風、歩く青春だなあ!」と言うほど、切ない青春片想いソング。

とにかくこのブログを読む前に一旦MV見て欲しい。 

 

ひゃあああ青春真っ只中!眩しすぎるんですが…それよりもなによりも、この恋に共感できすぎてできすぎて!あの頃の切ない想いがぶわっと込み上げてきた。

「あの頃」というと私にとっては中学生の頃。高校は恋が違うベクトル(先生を好きだった)に行っていたし、大学じゃ制服着てないし…。やっぱり制服も大切な青春要件よね。あと大学と違って同じ教室、廊下で毎日会えるっていう状況も。

こんなMVが作られたということは、同じような恋をしていた人が少なくとも一定数いるはず!?と思って、私の淡すぎるまま封印していた恋心がやっと日の目を見た気がしてる。

「思うだけ 見てるだけ それで良かった」

それな〜。知らん間に好きになって、相手は全然意識してないのに、こっちはバリバリ意識してつい目で追って。バレンタインの時も直接渡すのが恥ずかしくて、でも気持ち伝えたくて、匿名で引き出しの中突っ込んでやろうかなとか思ってたなあ(怖)結局それすらできなくて。
もういっかってなんとなく自分の中で勝手に諦めた時に相手に彼女ができて。それにショックを受けている自分を自覚して。

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机にだけ気持ち書いちゃうところとかもね〜分かる〜。しかも好きな子の席の机ってところがまた…。伝えたいけど伝えられない。でも伝えたい。なんとかして届かないかな。届かないよね。

言わなきゃ届かない。直接伝えないと届かない。

今ならあの頃の私にそう言ってあげられるけど、やっぱりあの頃の私には無理で。

誰にも言えない小さな失恋。誰も知らないまま終わった自分だけの恋。

恋の切なさ、純度100パーセントの青春が「空白の花」の4分半には詰まっていた。

「気付かれず 見つからずに

そっと咲いて 枯れるだけ」

まさか菜々風ちゃんの声で、MVで、もうずっと前に押さえ込んだ恋が鮮やかに蘇るなんて思わなかった。もう戻れない。多分戻ったって同じことを繰り返すんだと思う。なんの結果も得られなかったけど、確実にあれは青春だった。あれが青春だった。

経験できて良かった青春だったのかも。そう思ってるのもまた強がりなのかな。自分だけで解決したくせに、結局複雑に残っている恋心。なんて面倒なんだろう。

 

この曲を聴くたび切なさを思い出すけど、この曲を聴くたびあの恋を思い出せる。儚く消えてしまいそうな小さなあの恋を。ありがとう「空白の花」。きっとこれからも、私はこの曲を聴いて何度だって青春の日々に想いを馳せる。

 

ま、私ならクラスに菜々風ちゃんみたいな美少女いたら、放っとかないけどね。

 

 

#毎日更新23日目