つむぎめむすび

つれづれなるままに、何気ない今日を。

いくつになっても人生が足りない

よく私が発する言葉

 

「人生が足りない!」

 

まじで人生が足りない。どうして1回限りなんだろう。生きてる中で何かしようとする時、どんなことだって周りの意見を聞いたり、ネットで調べたりするじゃん?ご飯屋さん選ぶってだけでも口コミ見たりするじゃん?

そんだけ慎重に、うまくいく方に動いてるのに、その母体であるはずの「人生」には何の説明書もないじゃん?ものっすごい賭けをしてる気分なのって私だけ?

正解もないし、なんならいつ死ぬかも分からない。そんな中で将来のために仕事を選び、将来のためにお金を貯める。え、その将来ってなんなん?一生かけて「人生」に賭けてるよね。

どうせ博打なら自分が思うように生きようよ!っていうのが私のモットーで、我慢して現実にがんじがらめになってるのは、すごくもったいない気がしてくる。私の中では当たり前の思考でそれに辿り着いたんだけど、周りから見れば異質らしい。

 

転職をすれば「すごいね」と言われ、社会人になって勉強してれば「すごいね」と言われ、私からしたら、何年もちゃんと会社に勤め、今に満足している状況の方がよっぽど「すごい」し、羨ましい。

もう正解見つけられたんだ、いいな。って思う。
私はいつまで「正解」を探し続けてるんだろう。
というか私にとってはひとところに留まらず、常に動き回ってるのが「正解」なんだろうなって思う。

 

人それぞれ。十人十色とはよく言ったもので、その言葉のおかげで生かされてる感がある。

失敗するのなんて当たり前。うまくいったらつまんないじゃん。

もう20代だから…とかアラサーだから…とかそんなの関係ない。いつだって「今」より「新しい時間」はないのだから、やるなら今でしょ!

そんなことを言えば、また「すごいね」と言われる。すごくない。一般的な、昔気質な人から見たら、私なんてふらふらした自立してない大人でしかない。

今の職場は2社目で、10月でやっと2年になる。新卒で入った会社は1年9か月で辞めた。現状には満足しているし、仕事もすごく楽しいんだけど、でも、やっぱり、動きたくなってる自分がいる。だから、つい新しい方向に向けて勉強を始めちゃうし、この思いが消えないように、こうしてここに思いのたけを綴ってる。

 

普通に生きられたらどれだけ楽か、安定的か…。

そんなの私だっていっつも思ってる。でも私の普通は普通じゃない。むしろ普通なんてないんだ。それなのに、誰かが作った普通の上に寝そべって、「ま、こんなもんかな」と思って日々を過ごすなんて、もったいないにもほどがある。

誰も「人生」をしたことはないのだから。みんな1回だけ。何回もした経験者なんていないんだから。「こうした方がいい」なんて、誰が決めたんだ、一体。だったら、自分の思う「人生」を、自分が思う「普通」を、生きていかなきゃ。そうしなきゃこの一生かけた壮大な賭けに勝てない気がしてくる。

 

前職を辞める時に常務に言い放った。

「自分の人生に申し訳ない。だから辞めさせてください」

なんてことを言うんだ、この若造が。と今思えば、私も相当若かったな…と怖くなるんだけども(笑)、怒らずそっと受け入れてくれた常務の思いを裏切らないよう、その言葉に恥じないよう生きる責任が私にはある。

 

私だけじゃない。みんなにだってある。

自分の人生なんだ。

タイミングなんて待ってたってこない。自分から進まなきゃ。

自分の人生なんだ。

良くなりますようにと願ったって無駄だ。自分から変えていかなきゃ。

自分の人生なんだ。

簡単にゴールなんて見つからない。これは私と人生との真っ向勝負。

自分の人生なんだ。

これだけは誰にも渡せない。誰にも支配されない。

生きるのは私だから。

 

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