7/22【大暑】やっときた青空が嬉しくない暑さ
1週間だったのか、2週間だったのか、長すぎてもうよく覚えてない。いつからだろう、青空を見なくなったのは。
もう一生青空にならないんじゃないかと思うほど、雨が降り続いた不安な夜。今年も大雨によってたくさんの被害が出てしまった。毎年各地で起きる水害に、慣れてしまう自分が怖い。
久しぶりの青空だと、嬉しくなったのもつかの間。あまりの暑さにのんびり青空を楽しんでられない。雲もすっかり夏の雲だ。どこかで蝉も鳴いている。クーラーの効いた部屋から外へ出れば、小学生の頃の夏休みみたいな空気が流れてる。
暑いのは苦手だけど、この雰囲気は好きだ。夏休みのわくわく感、おばあちゃんちに行ったり、久しぶりに従兄弟に会ったり、普段とは違ういろいろな思い出が浮かんでくる。
今年はコロナの影響で夏休みが短い学校が多い。gotoキャンペーンが始まったとはいえ、私の周りで旅行しようとする人はいない。甲子園もない(交流試合はあるけど)。いつもとは全く違う夏になりそうだ。
それでも、夏はやってくる。自然は正直。
人間が翻弄されている中でも、しっかり自然はまわってる。
「ああ、もう夏か」
翻弄されていた人間に、今年は春はなかったし、夏もおそらく「ない」。夏らしいイベント、遊びは軒並み中止、自粛。
それでも、自然はちゃんと季節を教えてくれる。
もうこんなに暑いんだよ、もうこんなに夏なんだよと。
1年で1番暑い時期「大暑」。近年は8月はもっと暑いし、9月は残暑が厳しいから、これからずっと「大暑」が続く。
大雨を、コロナ渦を、生き残った命。熱中症や台風で失うことがないよう、自然の足音に耳を傾けながら、日常を過ごそう。