つむぎめむすび

つれづれなるままに、何気ない今日を。

【大河ドラマ・直虎】この時期になると小野政次を偲んでいる自分がいる

別に命日でもないはずなのに、この時期になると小野政次のことを思い出し、切なくなってしまう。

2017年の大河ドラマ「直虎」。その中で衝撃的だった回が8月20日に放送された第33回「嫌われ政次の一生」。

もう3年も前なんだ。信じられない。昨日のことのように鮮明に覚えてる。

 

もともと涙もろいから映画やドラマで涙が流れることはあるけど、あんなに泣いたドラマは初めてだった。嗚咽漏らすくらい泣いた。「実体験じゃないし、まして時代も全く違うのに、こんなに泣けるの…?!」って自分で自分にびっくりした。

 

衝撃的だった政次の処刑シーン。それまで政次をかばってきた直虎が自ら槍を持ち、その心臓を貫く。それから2人で互いのことを罵り合う。何にも知らなければ、ただ2人が仲違いして最後に恨み言を言っているように見える。でも、色んな事情を知っている視聴者が見ていると、その罵倒が全て逆の意味だってことが分かる…。全部裏の意味。なんていう演出。

 

悲しく衝撃的なシーンなのに、その裏に流れるのは2人の信頼と大きな愛。決して恋仲ではなかったんだけど、敬愛というか、全てを超えた愛がそこには詰まってる。

それが分かるから、もうありえないくらい泣けてきて…。誰かが見てたら引くレベル。誰もいなくて良かったなって本気で思った。

 私の人生において、ドラマを見てあんなに泣いたことはない。1番好きな「篤姫」でも嗚咽が出るほどは泣かなかった。深く衝撃的な回だった。

あの後遺されてた政次の和歌もさ~~~;;

 

「白黒をつけむと 君をひとり待つ

     天つたふ日ぞ 楽しからずや」

 

2人で過ごしていた時間は温かく幸せなものだったのだろうなあ。政治とか世の中がこんなじゃなければ、鶴亀おとわ、3人が笑顔で歩んでいける時がきたんだろうか。

切なさでいっぱいになる。

大きな愛の回。

過去も、これからも、忘れられない大河ドラマ屈指の名シーン。

 

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